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PCリフレッシュ [現状]

[ 2010-07-25 ]

 最近の猛暑で、以前から気になっていた古い PC(Pentium4-XP マシン) のコンデンサや FAN・HDD を交換してみました。

注)この PC の保証は切れていますが、保証があったとしても自身での部品交換などは全て「自己責任」です。

液漏れコンデンサ.jpg


 以前に撮ったこの写真では、コンデンサが既に液漏れしています。 この状態でも特に不都合(起動や動作が不安定とか)は発生していませんでしたが、HDD の音も非常にうるさくなってきたので、HDD・コンデンサ・各種 FAN(CPU クーラー、ケース、電源) の交換を一気に行いました。

 IDE インターフェースしかない古い PC なので、SATA の HDD を「SATA-IDE 変換ボード」を装着して搭載、OS はハードディスクの引越しツールを使って行いましたが、持っていた古いバージョンでは何故かパーティション分割がデフォルト(自動分割)のままでないとエラーを起こしました。

 ここで一応、新しい HDD で正常動作を確認しました。

 次にコンデンサの交換(最悪の場合には導通時にマザーボードが壊れますし、火を吹く可能性もあります)です。 詳しく調べてみると使用されているコンデンサは、このマザーボードが作成されていた年代では安価な物に多く使われていた「YEC」製で、ネット上の評価では最低ランクの物のようです。 PC 自体は安価ではなく、超有名なメーカー製だったのですが... (なので、こんなコンデンサの状態でも、不都合なく動作していたとも言えるかも?)

 容量や電圧を調べて、秋葉原の千石電商(地下)やカイジンムセン(海神無線:東京ラジオデパート)などで「ニチコン」製などの低 ESR 製品を購入しました。 結局、後で交換した CPU クーラーの高さ制限もあって、液漏れしたものと膨らんだものの全てと、CPU 周りの高さの高いもの(こちらは異常は認められませんでしたし、グレードが少しは上のようでした)などを含めて 20 個ほど交換しました。 結果、異常の無いものも含めて、マザーボード上から「YEC」製のコンデンサは全て無くなりました。

取り外したコンデンサ.jpg

 上側の小さいものは 8 本ほど頭が膨らんでいて、右下のものは全て頭の膨らみと 5 本は液漏れしていました。

 最初は、サンハヤトの「はんだシュッ太郎」でコンデンサを取り外ずそうと思っていたのですが、マザーボード自体も放熱に配慮されているため、熱量が足りない(30W)ようで、結局は通常のコテ(50W)とハンダ吸い取り器で対応しました。 裏側からコテをあててコンデンサを引き抜き、その後片側からコテを充てつつ反対側から吸い取り器を使うという二刀流で行うとホールがきれいになります。

 新しいコンデンサを極性に注意してハンダ付けし、ルーペなどを使い徹底的に目視チェック!
 マザーボードと電源だけを取り付けて、スイッチを入れます。 このとき音や煙・臭いに全神経を集中...
 HDD 以外のパーツ(メモリや CPU など)を取り付けて、導通テストと BIOS 起動の確認を行います。
 その後 HDD を取り付けて、OS の起動テストを行いました。

 CPU クーラーは ShurikeN B の FAN を 92mm PWM 機能 FAN(ainex) へ交換して装着しようとしたところ、マザーボード側のリテンションが通常の 478 ではなかったのでリテンション(ainex BM-478P へ)を交換。(この CPU クーラーのために CPU 周りの高さの高いコンデンサも低いものへ交換する羽目に)

交換したリテンション.jpg


 電源ユニットを開けて FAN を交換、ついでに溜まった埃を掃除しつつコンデンサをチェック。 電源トラブルで一番多いのは、内部のコンデンサだそうです。 一応、異常はなかったので今回は交換しませんでした。

 各 FAN は、元々付いていたものと同等の風量が出るもので静音なものにした方が、エアフローなどを再考しなくても良いので楽です。

 此処のところの猛暑でも室温 36.3 度に対して、筐体内最上部の温度は 38.4 度。 MobileMeter というソフトで CPU 温度をみても 39 度だったので冷却については特に問題は無いようです。

5インチベイに付けた温度計.jpg

MobileMeter.jpg


 動作音に関しても新しい PWM 機能 FAN や静音 FAN などへの交換で、全体的に静かになりました。 もっとも今回は HDD の交換が一番効果があったようです。

 ケース FAN は、最近流行りの「9cm 規格なのに取り付け寸法は 8cm」などのものは着けられない筐体(最大 80mm で、それ以上では後部から前面パネルを開けるためのプッシュバーに干渉する)なので、風量の関係から山洋電気製の PWM 機能 FAN にしていますが、性能と引き換えにフル回転すると他が静かになった分、うるさく感じます。

 これで、この夏は乗り切れるでしょう。

 繰り返しますが、これらの交換はあくまでも「自己責任」です。

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