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Intel Edison でサウンド再生・録音 [現状]

[ 2015-03-05 ]

 Edison で、サウンドの再生・録音を行ってみました。

 前回のメール送信と同じ開発環境で、イメージを作成しています。

 サウンド用のパッケージを「edison-src/device-software/meta-edison-distro/recipes-core/images/edison-image.bb」ファイルへ
IMAGE_INSTALL += "alsa-utils alsa-tools"
と指定して、bitbake します。(一部の必要な ALSA パッケージは、既に指定されています。)

 この新たに作成したイメージを Edison に書き込み、サウンドの再生・録音確認を「響音 4」と「Sound BLASTER PLAY! 2」で行います。

~ 響音 4 の場合 ~

 サウンドデバイスとして、手元にあった「響音 4」を使用してみました。("4" は 2008 年頃からあるデバイスで、「fon」やスマートフォンなどでも使用した実績があります。)

 Breakout Board の J16 へ USB のホストケーブルを介して接続します。

響音 4 接続.jpg

 認識されているか dmesg、usb-devices、lsusb、cat /proc/asound/pcm、aplay -L などで確認し、最終的に aplay -l で card と device 情報を確認します。

aplay-sl.pngalsamixer-F5.png

 この情報から card "1" の device "0" で、アクセスできることが確認できます。

 最初のみ AlsaMixer で、ミュートの解除とボリュームなどの設定を行う必要があるようです。 [F6] キーで該当するデバイスを選択し、[F5] キーで All を指定し値を設定します。("Auto Gain Control" も "ON" にしています。)

 適当な音源を再生してみます。(device の ",0" は、省略できます。)

aplay.png

 標準では音が悪いですが、aplay から助言された "plug" を試すと良くなりました。

 次に PC 用のヘッドセットを接続して、録音を確認します。

響音 4 ヘッドセット.jpgarecord.png

 フォーマット(Signed 16 bit Little Endian)も指定しています。
 注)終了時間の指定を行っていないので、[Ctrl]-[c] で適当なときに終了します。

 これを再生してみても、問題は無いようです。

 次に Aquest の音声合成 LSI で再生した音声を、録音してみます。

響音 4 で音声合成録音.jpg

 音声合成の出力を、デバイスのマイク入力へ接続しています。(モノラル出力なので、作成した接続コードで LR 両方へ入出力するようにしています。)

 音声合成はバックグラウンドで動作させ、録音をコマンドラインから操作しました。

 録音した音声合成を再生してみると、動作周波数 10MHz では発声時にノイズが発生しています。 そこで、セラロックを 16MHz へ変更(CLK16 も High レベルへ)して、同様のテストを行ったところノイズが軽減されました。

~ Sound BLASTER の場合 ~

 サウンドデバイスとして、「Sound BLASTER PLAY! 2」を使用してみました。(Sound BLASTER 自体は、PC 用として初期の頃 CD-ROM 接続を兼ねた拡張カードがありました。)

Sound BLASTER PLAY! 2.jpg

card と device 情報は、デバイスを差し替えたので同じになりました。

aplay-sl(SB).pngalsamixer-F5(SB).png

 AlsaMixer での設定項目は、必要最小限となっています。

~ サウンドデバイス複数接続の場合 ~

 USB ハブを介して、それぞれのデバイスを同時に接続すると、

aplay-sl HUB+響音 4+SB PLAY! 2.pngalsamixer-F6 HUB+響音 4+SB PLAY! 2.png

このように認識され、card がそれぞれ "1" と "2" に割り当てられています。


~ 感想 ~

 現状の音声合成回路や動作環境・設定値などでは、再生については「響音 4」の方が、録音については「Sound BLASTER PLAY! 2」の方が、それぞれ音質が良いように感じました。 「響音 4」の方は "Auto Gain Control" を "ON" にしているので、その影響もあると考えられます。

 様々な調整は、さらに必要ですが、耳だけで調整すると深みに... (^^;

前の関連記事 『 Edison でメール送信 』

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Intel Edison でメール送信 [現状]

[ 2015-02-22 ]

 Edison から、メールの送信(mailx:Heirloom mailx)を行ってみました。

Intel Edison.jpg

 Edison Image の開発環境をセットアップした Ubuntu マシン上で、イメージを作成します。(Intel のサイトでは、ソースコードなどがアップデートされています。 2015 年 1 月末バージョンを使用。)

 以前、別の PC へ構築した開発環境の時は、初期の提供ソースの不整合(32bit 指定関連)と USB AUDIO の設定に抜けがあったのですが、それらも修正されていました。

 追加するパッケージを「edison-src/device-software/meta-edison-distro/recipes-core/images/edison-image.bb」ファイルへ
IMAGE_INSTALL += "mailx"
と指定して、bitbake します。

 この新たに作成したイメージを Edison に書き込み、メールの送信確認を行います。

 今回行ったのは、So-net(Outbound Port25 Blocking(OP25B))と Gmail(2 段階認証プロセス)を使用する設定です。 カット&トライを行った結果、こちらの環境では上手くいきました。

 「~/.mailrc」ファイルを作成します。
注)パスワードを記述する関係から、ユーザのみ読み書きを許可するようにパーミッションを設定。

~ So-net の場合 ~

 So-net 用設定内容:
	account so-net {
	#	set smtp-use-starttls
		set smtp=smtp://mail.so-net.ne.jp:587
		set smtp-auth=login
		set smtp-auth-user=foo@XXX.so-net.ne.jp
		set smtp-auth-password=foopassword
		set from="NAME <foo@XXX.so-net.ne.jp>"
	#	set ssl-verify=ignore
	}

動作確認)
 "set smtp-use-starttls" を指定すると
>>> EHLO edison
>>> STARTTLS
>>> EHLO edison
>>> AUTH LOGIN
...
のように、「STARTTLS」が発行されますが、So-net ではダメでした。(-v 指定で検証)

 この時の、エラーは
「Error with certificate at depth: 3」で
「err 19: self signed certificate in certificate chain」と報告されます。

 上記の設定内容にすると、正常に送信できました。

~ Gmail の場合 ~

 Gmail の場合には、「2 段階認証プロセス」を使用している場合、前もって「アプリパスワード」を発行しておく必要があります。

前準備)
 1)Google アカウントへログインします。
 2)「アプリパスワード」画面へ移動します。
 3)画面の[端末を選択▼]から「その他(名前を入力)」で、適当な名前(マシン名など)を入力して[生成]ボタンを押します。

 16 桁のパスコードが生成される(空白は無視)ので、それをパスワード("smtp-auth-password")へ設定します。

 Gmail 用設定内容:
	account gmail {
		set smtp-use-starttls
		set smtp=smtp://smtp.gmail.com:587
		set smtp-auth=login
		set smtp-auth-user=foo@gmail.com
		set smtp-auth-password=xxxxxxxxxxxxxxxx
		set from="NAME <foo@gmail.com>"
		set ssl-verify=ignore
	}

動作確認)
 "set smtp-use-starttls" が未指定だと
 「Must issue a STARTTLS command first.」と報告されます。
 そのため、「STARTTLS」コマンドを送信するために "set smtp-use-starttls" を指定します。

 しかし、"set ssl-verify=ignore" を指定しないとダメでした。

 この時の、エラーは
「Error with certificate at depth: 2」で
「err 20: unable to get local issuer certificate」と報告されます。

 上記の設定内容にすると、正常に送信できました。

注)いずれの設定においても "smtp-auth-user" と "from" のアドレスは、同一でないと「迷惑メール」とみなされたり、「送信ドメイン認証」などで弾かれたりする可能性もありそうです。

 実際の送信時には、「-A」オプションでアカウントを切り替えて使用します。

・So-net を使用して、mail.txt の内容を本文として送信
root@edison:~# mailx -A so-net -s 'subject' 'foo@foo.co.jp' < mail.txt

・Gmail を使用して、mail.txt の内容を本文として送信
root@edison:~# mailx -A gmail -s 'subject' 'foo@foo.co.jp' < mail.txt

 このままでは、日本語が通らないので「-a」オプションで添付ファイルにするか、前もって変換(iconv や nkf などで)する必要があるようです。(文字コードに対応した "Content-Type: text/plain; charset=EUC-JP" などの設定も...)

 現状の Edison ではロケールに ja 関連が入っていないようなので、mailx が送信時に変換する機能は上手く動作しません。
 日本語で書かれた本文(mail.txt)の文字コードが不明のためなのか、変換できないためなのか、添付ファイルとなったりするようです。(So-net と Gmail で確認) ちなみに docomo(スマートフォン)へ送信すると、"[添付ファイル削除]" が本文へ表示されるのみでした。(^^;

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フリーの行列・ベクトル演算ソフトについて [現状]

[ 2014-06-02 ]

 限定的なソフトウエアの話です。(ごく一部の誰かには、役に立つかもしれません...)

 最近 MATLAB に関する調査が必要になりました。 以前から市販の書籍は読んでいて、ある程度は理解していたのですが、実際の動作を見てみるためにフリーの物を使って試すことにしました。


FreeMat.png
結論として、今回は FreeMat を使ってみることにしました。
(About ではバージョンが正常に表示されていません。)


 フリーで候補に挙がったのは、いずれも Windows(32bit) 版で
  FreeMat --- 4.2
    URL: http://freemat.sourceforge.net/
  GNU Octave --- MinGW 版 Octave-3.6.4-mingw +  octaveforge pkgs
    注)Cygwin 版は 3.8.1 が最新のようです。
    URL: http://www.gnu.org/software/octave/
  Scilab --- 5.5.0
    URL: http://www.scilab.org/
 それぞれ 2014-05-30 時点での最新版を使用しています。


~ 個々についての感想です ~

FreeMat
 エディタ上にステップ実行用のボタンが用意されているなど、取っ付き易く感じました。
 グラフィック 3D 表示でのビュー指定が、標準値では他のものより視点が異なっている(?)と感じました。 また、回転などのビュー変更を、マウスで"グリグリ"するのが感覚的に掴みにくいと感じました。

GNU Octave
 基本的には、コマンドウインドウ(コマンド プロンプトのような)を使用したコマンドラインが主体なので、デバッグもコマンド入力が中心です。
 グラフィック表示は、起動後最初の実行では時間が掛かりますが、次の実行では早くなります。 おそらく動作環境のメモリ展開や、初期化に時間が掛かっているのでしょう。
 3D 表示での回転などのビュー変更を、マウスで"グリグリ"するのが容易で感覚的に掴み易いと感じました。

Scilab
 インストール自体が、非力な PC ではすごく時間が掛かりました。
 エディタが割と良かったのですが、デバッグでのステップ実行がやりにくい印象を受けました。
 コメントの記述方法(MATLAB は「%」、Scilab は「//」)などに違いがあり、定義済み変数(定数)には % が付く(円周率は %pi)ことなどの差異があります。
 MATLAB のコードを Scilab に変換するツールが用意されていますが、これまた非力な PC では非常に時間が掛かり、途中で諦めてしまいました。 なので、変換結果は判断できていません。
 グラフィック 3D 表示での回転などのビュー変更を、マウスで"グリグリ"するのが感覚的に掴みにくいと感じました。


 色々なサイトでのレビューにあるように、ソースコードの互換性については、それぞれ基本的に高いようです。

 グラフィック関係は、あまり期待しない方が良いのかもしれません。 plot3d()、mesh() や subplot()、view() などのサポートの有無や微妙な差異があったり、パラメータの指定方法が違ったりといったことがあります。 置き換えが出来るのなら何とかなりますが、無ければ作るとかの判断も必要になると思います。


 以上の事などを踏まえて、今回は最初に結論としたようにデバッグが容易であると感じた FreeMat を使うことにしました。

 はるか昔、UNIX でコンソールを中心にソフトウエア開発をしていたときには、gdb を利用したコマンドラインで何の躊躇もなく使っていたのですが、GUI が開発の中心になってからは便利な方へ。(^^;


~ ごく一部の誰かには役に立つかも ~

 色々試してみて、FreeMat の配列とグラフィック関係でバグではないのか? といった症状に遭遇し、修正してみた情報を記載しておきます。

1.配列関係(toolbox/array フォルダ)
 meshgrid.m ファイル
 13 行目「elseif (nargout == 2)」は、前後の意味合いから出力の判定「nargout」では無く、入力の判定「nargin」であるべき。
 同じ関数を GNU Octave で実行してみると、そのような動作になっているようです。

2.グラフィック関係(toolbox/graph フォルダ)
 plot3.m ファイル
 74 行目「function x = expandmat(a,rows,cols)」の、第 1 パラメータは「a」ではなく「b」。
 本文の「b」を「a」に変更するよりも、パラメータを「b」に変更したほうが簡単です。


 他にも、あるかも...


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SmartWatch MN2 [現状]

[ 2013-10-07 ]

 SONY SmartWatch MN2 の、背面クリップ部分が取れてしまいました。

SmartWatch MN2.jpg
 実際には、ヒンジとなる部分の軸受けが壊れました。

SmartWatch MN2ヒンジ.jpg

 充電のためにリストバンドを外したところ、斜め方向への力が加わったらしくブチッと...

 何とか修復できればと考えていますが、充電ケーブルの接触もよくなかったし、近いうちに新しい SmartWatch 2 が国内で正式販売されそうです。 既に、スマートフォンの該当するアプリケーションは「2」に対応するようにバージョンアップが開始されています。 一部のアプリケーションは、再インストールしないとエラーになりました。

 秋葉原での海外版直輸入では価格が高い(実売2万円以上)ようですので、正規販売でどれくらいの価格になるのか。 また、購入キャンペーンでもあれば良いのですが...

 新しい「2」は、リストバンドの取り付け方法が通常の時計と同様の方式になっているようです。(現行のアダプタを介しての市販リストバンドの取り付けでは、カーブのまとまりが良くなく浮いたように見えました。) それに充電は Micro USB 端子になったようなので、接触不良のイライラはなくなるのではと思います。

 大きさが現行のものより一回り大きいようなので、存在感はかなりアップしそうです。

追記を読む


タグ:SmartWatch
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2013年 梅雨の中休み? [現状]

[ 2013-06-15 ]

 今年の梅雨明けは、早くなるのでしょうか?

多摩川右岸.jpg
 昨日の夕暮れ時に、多摩川の右岸から南東方向を撮ったものです。

 左側の建物は大田区下丸子のビル群で、右端に見えている道が川崎市側のサイクリングロードです。

 この辺りからは先月末から本放送が開始されたスカイツリーの上部分が見えるので、この日も見えるかなと思って自転車で出かけてみたのですが、その方向は曇って見えませんでした。

 縮小したので判らなくなっていますが、雨上がりのためか小さな虫が沢山飛んでいて元画像には黒い点として写っていました。 自転車で走行する時には、虫除けのメガネ類は必須ですね。 ある程度のスピードを出すと、裸眼のままではどんどん虫が入ってきます。

 草が刈られていた所の土手では、数羽のハトが盛んに草や土を掘り返すようにして、何かを食べていました。 草の種やミミズなど虫の類でしょうか。

 今日(15 日)は、手元の温度計では 30 度を超えていて蒸し暑い日でした。 おそらく正式には超えていないのかもしれませんが...

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スマートフォンのワンセグ・FM用アンテナ [現状]

[ 2012-12-20 ]

 スマートフォンで、ワンセグが見られたりFMラジオが聞けるのは良いのですが、スマートフォンによっては外部アンテナとなるものを接続しないといけない物もあります。

 使用しているスマートフォン(SONY製)がこのタイプで、ワンセグを見るには15cmほどのアンテナケーブルを、FMラジオを聞くにはアンテナ代わりのヘッドフォンをジャックへ接続する必要があります。

 少々邪魔なのと、ちょっとカッコ悪い(ワンセグ用は中途半端に曲がるので)。

 色々調べてみると、ワンセグを見るためには単にアンテナになるものがあれば良いだけで、何かが接続されているかすら検知していません。 一方、FMラジオはヘッドフォンが接続されているのをプラグを接続した最初のみ検知しているため、ワンセグ用アンテナケーブルを接続したあとでヘッドフォンを継ぎ足しても検知はしてくれません。 検知しないとFMラジオは起動できません。 これはAndroid 4.0以降の「スマートコネクト」という機能のようです。

 ワンセグやFMラジオの音声をコード式のヘッドフォンで聞くのなら問題は無いのですが、電車など公共交通機関での移動中は音楽などをBluetoothのヘッドフォンで聞くため、アンテナケーブルやコード式のヘッドフォンを一緒に持ち歩くのは邪魔です。


 そこで、小型のアンテナを作成して実験してみました。


 第一弾として、使わなくなった3.5mmミニプラグ(4極)のスリムタイプを再利用して作成してみました。

 材料)
  ・3.5mmミニプラグ(4極)スリムタイプ
  ・ポリウレタン銅線(0.5mm)
  ・小さなスイッチ(手元にあった物なので、3ポジションです)
  ・筒(使い終わったボールペンで代用)

ミニプラグ(4極スリム).jpgポリウレタン銅線.jpgトグルSW(3ポジション).jpg

 銅線を約74cmと約15cmに切り分けます。 74cmと15cmを足した約89cmがFM用(80MHz中心で1/4波長)で、15cmがワンセグ用(UHF帯の1/4波長)に考えました。 実際には周波数の幅がありますので、弱電界では厳しいと思います。(実験環境:地デジなどは東京局と横浜局の両エリアに入っています)

 ミニプラグ(4極)の根元を分解し、銅線とスイッチをハンダ付けします。 プラグへは4極のうち、グランド(GND)とリモコン/マイクへそれぞれFM用とワンセグ用を付けました。

ワンセグ・FM用アンテナ配線.png
配線イメージ

注)
 4極はプラグの先端から順にLRGMのCTIAタイプと、GとMが逆になったOMTPタイプがあるようです。(いずれ統一されると思いますが、フェアチャイルドセミコンダクターが双方の規格を満たす検出機能付きスイッチを発表していますので、そのうち気にしなくても良くなるかもしれません) 今回は、繋いでワンセグ感度が良かった方を基準にしました。(結局、FMラジオの時はGとMが短絡するので:これは手抜きです。(^^; 短絡用スイッチとアンテナ長の調整を兼ねています。

 組み立てて完成ですが、これでは長すぎます。

共通アンテナ(TYPE1).jpg


 第二弾として、スリム化をあきらめて通常のサイズにしてみました。

 材料)
  ・3.5mmミニプラグ(4極)
  ・ポリウレタン銅線(0.5mm)
  ・小さなスイッチ(手元にあった物なので、LED付のクリアタイプです)
  ・熱収縮チューブ(8mm)

ミニプラグ・パーツ(3極・4極).jpg
 上側の3.5mmの4極ミニプラグは、秋葉原のマルツパーツで購入した「MP435」です。 下側は手元にあった3.5mmの3極ミニプラグです。

 第二弾も同じように作り、カバーを加工してスイッチを収め、熱収縮チューブを被せました。

共通アンテナ(TYPE2).jpg共通アンテナ・キャップ(TYPE2).jpg
 見た目が変なので、何年か前に清涼飲料(お茶だったか?)のオマケでついていた、携帯電話のアンテナキャップがあったので着けてみました。

 FMラジオを聞くときはスイッチを入れてから接続します。 メニューから「スピーカーで再生」を選択すればスピーカから音声が聞こえます。 逆にワンセグのときはスイッチを切ってから接続しないと、音声は出ません。 このスマートフォンは、ワンセグの音声出力切り替えとしてはヘッドフォンを抜き差しする仕様になっています。

共通アンテナ・FM-1(TYPE2).jpg共通アンテナ・FM-2(TYPE2).jpg共通アンテナ・TV(TYPE2).jpg
 左からFMラジオJ-WAVEのヘッドフォンモードとスピーカモード、そしてワンセグのTOKYO MX(電波出力が弱い?)です。

 しかし、スイッチの切り替えを忘れると手間が増えるので、結局FMラジオ用とワンセグ用に別々の物を作ってしまいました。

 材料)
  ・3.5mmミニプラグ(4極)
  ・3.5mmミニプラグ(3極)
  ・ポリウレタン銅線(0.5mm)

 3極の物がFMラジオ用でGとMが短絡します。 4極の物がワンセグ用でコード式のヘッドフォンは接続されていないと本体に理解させます。

 4極ミニプラグはカバーが8角のものなので、3極用のカバーに換えています。 コード用の穴を広げて銅線が収まりやすいようにしています。 最後にコードの穴はシリコンで塞ぎました。

個別アンテナ.jpg個別アンテナ(先端).jpg
 透明なシリコンを使ったので、中の銅線が一部透けて見えています。


FM用アンテナ-1.jpgFM用アンテナ-2.jpgTV用アンテナ.jpg

 Bluetoothのヘッドフォンを前もって接続しておけば、何の変更もなしに音声がヘッドフォンから聞こえます。

 結果としては、ワンセグ用は中電界から強電界なら実用になると思いますが、FMラジオ用は特に室内では芳しくありません。

 プラグカバーの空間に銅線を収めるために、コイル状に巻いたので結果チョークコイルのようになっています。 (共振周波数やマッチング回路云々はおいといて)ループアンテナモドキ(?)にでもなればと思ったのですが、考えが甘かったようです。 アンテナ代わりのヘッドフォンのコードを、束ねたり巻いたりしても同じように感度低下しますよね。

 やはり、FMアンテナは素直に「伸ばせ!」と言うことですね。

 小さくなりすぎて(転がるし)、無くしそうです。


 ※ラジオなら「radiko.jp」などもありますが、エリア限定ですしパケット通信料も... それに、せっかく搭載されている機能なので...


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2012年 夏本番 [現状]

[ 2012-07-25 ]

 今年も夏本番です。

 先週後半は涼しい日もあったのですが... 今年も蒸し暑い! 熱中症に十分注意する必要があります。

 いつもは、温湿度計(EMPEX)を見ているのですが、特に梅雨時から夏場にかけては「熱中症計」を見ることが多くなります。

 こちらは、昨年入手した「携帯型熱中症計 見守りっち」(原田産業)

見守りっち.jpg


 こちらは、今年入手した「携帯用温湿度計」(良品計画:無印良品)

携帯用温湿度計.jpg


 昼過ぎに見ると、どちらも「危険」レベルでした。!!!

熱中症注意.jpg


 この時、建物北側の外気温は 34.2 度で、曇っていたためか殆ど室内との差がありません。

 温度よりも湿度のバラつきの方が大きいようです。

 温度精度よりも湿度精度のほうが大きいことなどは各々の取扱説明書に書かれていますし、あくまでも参考程度なのはよく判っていますが、温度よりも湿度が気になるので...

 「見守りっち」は、ブルーも同時に入手しました。 こちらはパープルよりも湿度が高く(EMPEX の値に近い)表示されていましたが、熱中症指標ランク(5 段階)表示は変わらなかったので、高齢の家族のもとへ。

 「携帯用温湿度計」の方は、注意レベルは WBGT 値による 4 段階表示です。 色々なレビューにあるように、熱中症注意表示 ON でのブザーなどの音が無いことと、注意喚起 LED は見えにくいです。 室内では表面にある LED 光透過用の穴周りも赤くなっているのが判ります。

 「見守りっち」の方は、見守りを ON にしていればブザーが鳴りますが、静かな室内だと割と大きく感じます。

 以前、室内にいて熱中症の軽度の症状が現れた身としては、水分補給と汗をかいた時の気化熱を期待して、特に湿度を気にかけています。

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 先日(7 月 23 日)、今年初めてセミが鳴いているのに気が付きました。

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ファイルサーバ スイッチ変更 [現状]

[ 2012-01-07 ]

 以前にマイクロスイッチの接点掃除をしたファイルサーバですが、結局すべてのカートリッジ挿入検知用スイッチを、全くの別物にしてしまいました。

 前回、接点掃除した No.2 とは別の No.4 にも同様の症状が発生(接触不良)するようになり、同じように接点復活剤での掃除を行おうと考えたのですが、あれから 1 年以上が経過し、取り付け基板の筐体へのネジ止めも何回か繰り返したため、位置決め精度が甘くなっています。(これらも原因のひとつでしょうか?)

 筐体内のスペースを見ると、前面パネルの角あたりになら何とかなりそうなので、スリムなスイッチを探しました。

ニッカイ ロッカSW.JPG

 秋葉原のヒロセテクニカル(部品地下売場)で購入した、ニッカイ(日本開閉器工業)のロッカスイッチ「CW-T12」という 9mm x 21mm(本体幅 6.8mm)の物です。 簡易防塵構造になっていて、用途に民生用電子機器等とあります。 回路の電圧・電流が低いので心配することは無いと思いますが、ON/OFF 時のスパークなどについてはマイクロスイッチを取り外した後の回路にそのまま配線したので、考慮されていれば有効となる筈です。 基板上では抵抗など(コンデンサは?)が正極側に入っていましたが、いずれもチップ状のため詳細は判りませんでした。

 取り付けは基板と少し干渉しますが、基板を前面パネルに取り付けた後に、スイッチを取り付けると何とか収まりました。

ファイルサーバ SW取り付け.JPG

 ファイルサーバ本体は、スチール製のメッシュ棚に防振用のゴムブロックを置き、その上に設置しています。

 HDD カートリッジのロックと挿入検知用スイッチが連動していたオリジナルに比べて、HDD カートリッジの着脱時には必ず該当するスイッチを正しく操作する必要がありますが、スイッチ自体の電気的開閉耐久性が 25,000 回以上となっていますので、接触不良の心配は無くなったと思います。

 注)以前にも書きましたが、このファイルサーバは保証が切れています。 保証があったとしても分解や部品交換などは全て「自己責任」です。

前の関連記事 『 そして復活 』

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時計のストラップ [現状]

[ 2011-08-13 ]

 長年使っているスント(SUUNTO)オブザーバー(Observer)のストラップが、またまた切れてしまいました。

 汗や紫外線といった外部要因などでの経年変化によることも大きいと思いますが、手首の曲げ伸ばしによる力のかかり具合のためか、この位置がよく切れます。

切れたスント・ストラップ.JPG

 秋葉原の量販店で、本体を見せて交換用のストラップを出してもらったのですが、今までと同じスティールガードが付いたものと、付いていないウレタンストラップの 2 種類が提示されました。 他には、取り寄せでレザーストラップがあるとのことでした。

 今までと同じ筈の「スティールxウレタンストラップ」を購入しました。

購入したスント・ストラップ.JPG

 「交換を行いますか?」と言われたので、「時間は、どれくらいかかりますか?」と聞くと、「30 分くらいかなぁ。 難しいから...」

 自分自身で交換作業を何回も行っていて、難しいのは良く知っていますし傷をつけたとしても自業自得ですから、自分で交換することにしました。

 ただ、事前に調べておいた価格より高かったのですが、値上げでもしたのかな?くらいにしか思いませんでした。

 帰宅してパッケージをよく見ると「TT 用」の文字が!?

購入したスント・ストラップ拡大.JPG

 所有しているオブザーバーは安価なステンレスなのですが、「TT」はチタンなのです。 店員の方が本体を見て出してきた物ですし、「ステンレススティールxウレタンストラップ」と「ウレタンストラップ」しか頭になかったので、細かいところまで見ていなかったのです。

スント・ストラップ比較.JPG
左側がステンレス、右側がチタン。

 細かく比べてみれば、色味と光り具合が若干違うくらいですが、傷にも強くなったし、良しとしましょう。

スント・オブザーバー.jpg

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電波時計と標準電波 [現状]

[ 2011-03-27 ]

 この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 被災地の一日も早い復興を、心より祈念します。

 (こちらでも、少々の被害はありましたが...)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 福島原子力発電所の問題によって、おおたかどや山標準電波(40kHz)は停波中です。

 所有している電波時計のなかで、はがね山標準電波送信所(60kHz)からの電波受信に対応している物は正常に切り替わっていますが、40kHz にしか対応していない物(比較的旧い物)は通常の時計として動作しています。

 しかし、これらの 60kHz 未対応の物は電池交換などを行うと、時刻がリセットされ 0 時からの開始となり、正常な時刻をあらわさなくなってしまいます。 電波時計は手動設定ができない物(下の画像ではアナログ時計)もあるので、60kHz 未対応の物で電池交換が必要なときには、40kHz の送信再開までは新たな電池を入れないほうが良いでしょう。 一定時刻ごとの標準電波受信動作時に、通常以上の電池消耗もあります。(携帯電話が圏外時に、バッテリの消耗が早くなるのと同じですね。)

 NiCT(JST) の電界強度予想マップのとおり、こちらでは昼間の時間帯には 60kHz の受信が弱いですが、夕方以降には安定しているようです。

20110327.jpg
 SEIKO の物は両波に対応しているので西を示す(W)が表示されていますが、maruman(JUNGHANS) の物は 40kHz にしか対応していないので、通常のクオーツ時計の精度になっています。

 おおたかどや山送信所が 3 月 12 日 19 時 46 分に停波し 2 週間ほど経ちましたが、約 3 秒の誤差(遅れ)になっています。(追記:その後の送信再開で、約 3 秒の遅れのうちの 1 秒は、地震時に棚から落下した衝撃で秒針がずれていたことが原因だと判明しました。)

 この部屋は南側に大きな掃き出し窓があるため、最近は晴れていれば日中このくらい(20 度前後)の室温になっていますが、曇った日や夜間は寒くなります。 諸般の事情により以前から暖房は殆ど入れていませんし、入れる時も旧式のガスストーブをごく短時間だけで、通常は部屋の中で屋外と同様の服装をしています。 また、乾燥対策にはマスクをしています。

 この冬も別の温湿度計で、計測範囲以下を示す湿度表示「LL」となることが頻繁にありました。

 早く、穏やかな春が訪れますように。

タグ:電波時計
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